ゲーマーズ! EDインタビュー

9/6(水)に発売となったTVアニメ『ゲーマーズ!』のEDテーマ「Fight on!」を歌うLuce Twinkle Wink☆に訊く! アニサマの興奮冷めやらないなか、盛り上がったのはゲームの話!?

●力強さの中に弱さも優しさもある

――いよいよ発売日を迎えたシングル「Fight on!」ですが、詞や曲を聴いての第一印象はどのような感じだったでしょう。最初はみなさんで一緒に聴いたのですか?

一同 一緒に聴きました!

宇佐美幸乃(以下、宇佐美) ライブ後の楽屋裏で音源を聴かせてもらい、そこでこれが4thシングルで『ゲーマーズ!』のエンディングテーマになることがサプライズ発表されました。そのときに話していたのは、これまでのルーチェの曲にはなかった雰囲気になりそうだね、ということでした。これまでの表題曲は「THE恋の曲」というものだったんですが、今回は爽やかな青春ソングなので、また違ったルーチェの魅力が出せる曲をいただいたのだと感じました。

深沢紗希(以下、深沢) 最初に聴いたときは「ルーチェが歌ったらどうなるんだろう」という想像ができなかったです。

桧垣果穂(以下、桧垣) そのあとにレコーディング用に頂いた資料をじっくり聴いたら爽やかなだけではなく熱い想いやメッセージが込められていると感じました。

――作詞がKOTOKOさんなので、力強さがありますよね。お気に入りのフレーズはありますか?

宇佐美 たくさんあるんですけど、サビの「正解なんて分からないけど思いつくまま進むんだ」っていうフレーズが、ルーチェのいままでの活動にも重なる部分があって好きですね。ファンのみなさんにメッセージを届けながらも、自分たち自身にとっても振り返って噛みしめられる歌詞になっていると思います。

深沢 「無駄なことなんてないから」という部分も、幸乃ちゃんが言ったようにルーチェの活動に重なります。いままでやってきたことは無駄じゃなかったんだな、と勇気を貰えました。

桧垣 私も紗希ちゃんと全く同じところが好きで、自分のパートなので力強く歌っているんですが、ファンの方たちにも「無駄なことなんてない」と伝わるように意識しています。

板山紗織(以下、板山) 私の場合は、サビの部分にある「Let's go!」や「Fight on!」のようなコールがあるんですが、そこが楽しくて、ライブで歌っているうちに好きになりました。その力強さがとにかく前に進もうとする感じに思えてお気に入りポイントですね。

錦織めぐみ(以下、錦織) 最近、ライブをしているうちに耳に残るなー、と思うようになったのが、「無限に傷ついても」というフレーズです。そこが深いな、と思っています。「Fight on!」ってがつがつした応援ソングではなくて、気弱な誰か――私は景太くんだと思っています――がなかなか前に進めなくて無限に傷つきながらも一歩を踏み出すことで周りも変わっていくような……弱さの中に強さがあるイメージが湧き上がってきました。これは歌いながら変わってきましたね。

――そうですね。ちょっと弱いけどがんばって戦っているイメージがありますね。

錦織 振り付けの中でもネコパンチする「Fight on! ポーズ」があるんですが、がっつりしたパンチじゃなくて気弱な感じのネコパンチです。そこが『ゲーマーズ!』の景太くんにも通ずるところなのかな、と。KOTOKOさんの力強い歌詞の中には弱さも優しさもあるんだという、その想いをファンのみなさんにもバシっと伝えられるようにライブをがんばっています。

●夏の大舞台。瞬く間に過ぎたようなステージから、彼女たちが見たものは?

――「Fight on!」を引っさげての「Animelo Summer Live 2017 -THE CARD-」への初参加でしたが、アニサマという大きな舞台で「Fight on!」を歌唱したご感想はいかがですか?

宇佐美 一番は、本当に一瞬で過ぎ去ってしまった、ということですね。「Fight on!」を初披露したライブのステージ上で「アニサマ」出演がサプライズ発表されたのですが、準備から本番までを振り返ってもあっという間でした。
舞台に上がってからは「Fight on!」と「go to Romance>>>>>」の2曲を歌わせてもらったのですが、それも終わってからみんなで「体感で5秒くらいだったよね!?」って話すくらいでした。それだけ、いまできるルーチェの全力のパワーやダンスのシンクロ率を最後の最後まで妥協せずに突き詰めて披露できたと思います。アニサマの現場ではルーチェのことを知らない方たちも多かったと思いますが、ライブ後の感想で「ルーチェの曲よかったな、かわいかったな」って言っていただけたので、全力を出し切れたなと思っています。

――「ダンスがキレキレだった」という感想も見かけますね。

宇佐美 私たちは「ダンスのシンクロ率」をライブの魅力として発信しているので、自分たちで言っているからにはアニサマでもそれを見せようと、レッスンを重ねてきました。出演の前々日にさいたまスーパーアリーナでリハーサルがあったのですが、その時点でのパフォーマンスに納得がいかなかったんですよ。「このままじゃダメだよね」って急遽前日にもレッスンを入れて頂いて、ギリギリまでみんなで意見を言い合いながら作り上げていきました。なので自信を持ってステージに上がれました。直前までは緊張してたんですけど(笑)

板山 私たちが出てきて、「TVアニメ『ゲーマーズ!』のエンディングテーマ」って言ったときに客席が「ワー!」って盛り上がってくれたんですよね。それがすごくうれしくて。

深沢 一度ステージに上がったら冷静になって周りを見ることができました。本当に直前まではみんなぷるぷる震えているような感じだったのですが、ステージ上では落ち着いて普段のままできたんですよね。ペンライトの色をメンバーに合わせて変えてくれてたね、って話していました。

桧垣 2階の後ろのほうの席も見えていましたよ。顔まで見えたわけじゃないですが、一人一人がペンライトを振っている姿はちゃんと確認できました。光もメンバーの色に合わせて変えてくれていましたよ。

板山 歌っている途中にはサビに合わせてネコパンチをしてくれる方たちも見えて、それもうれしかったです。

一同 見えた見えた!

――ステージからもちゃんと見えている、というのはファンの方たちもうれしいですよね。

錦織 ルーチェのファンの方たちを「ウィンカー」さんって言うんですけど、いつもライブで見かける顔をライブ中に見かけたってみんなで話していました。

深沢 そうそう! 「あ、いる!」って(笑)。あんな広い会場で見つけられるとは思わなくてびっくり。あんなに広い中で見つけられるなんて思わなかったので。ちゃんと見えていましたよ。

錦織 私は、ずっと前に観客として応援しに来ていた席を見ることができました。あそこからここまできたんだなー、ってしみじみと感じながらネコパンチしてました。500レベルの辺りだったんですが、いまでは逆側に立ってるんだと思うと不思議な気分でしたね。

――アニサマでも流れていたアニメのエンディング。そこでは個々のパートでメンバーのカラーが反映されていましたね。これは事前に知っていたんですか?

深沢 いえ! アニメの1話を見たときに気づきました。私のパートのところ赤だな、いーちゃん(板山さん)のところは水色だな……ってことは!? って。そうしたらメンバーのパートごとに色が分かれていたので、びっくりしました。

宇佐美 ソロのところだけじゃなくて、ユニゾンの分かれて歌ってる部分もちゃんと色が対応していたので、すごい細かいところまでやってくださってる! ってうれしかったです。

錦織 エンディングの最後に、キャラクターの後ろに×や○のマークがあるんですけど、それもメンバーのカラーになっていて「あー、私たちも色で出演してるー」って気持ちでした。

●メンバー全員、毎週アニメが楽しみ!

――みなさんのTwitterを拝見していると、毎週アニメを楽しんでくださっていますね。現時点で8話まで放送されているのですが、印象に残ったシーンやお気に入りのシーンはどこでしょう?

板山 もう8話なんだねー。

桧垣 それぞれのキャラが錯綜してすれ違いまくっているので、私も一人一人の状況に一喜一憂しちゃって、自分も振り回されている気分になりますね。私、祐の表情が好きで毎週それを楽しみに見ています。

宇佐美 祐はアニメを視る前と後では一番印象が変わったねー。

錦織 イケメンキャラなのにお笑いに走った!

板山 私は、2話で景太くんが祐に「ゲーム部のことを悪く言わないで」ってつかみかかって、それを見ていた花憐ちゃんが恋に落ちるシーンが好きです。景太くんは毎回名言を残していきますよね。そこが見所だと思っています。私は男の子のキャラを好きになることはあまりないんですが、景太くんはとっても好きになりました。揺るがない想いや、ちゃんと伝えることは伝えるところがかっこいいな、と思いました。

深沢 私は6話で雨野くんが花憐ちゃんに間違って告白しちゃったシーンがすごかったと思います。視ている人たちみんな仰天したと思いますよ。思いもよらない展開が面白かったです。それで付き合ったのに二人ともおどおどした感じなのもかわいいですね。6話のタイトルが変わったところでも笑っちゃいました。

板山 あの回はすごかったよね。みんながみんな、違う人に向けて勘違いしてて(笑)。気まずい顔してこっちみてるーって。面白かったね。

宇佐美 私は8話の「ラブラブ半生ゲーム」の話で笑いが止まらなかったです。あそこまで面白い展開になるとは思っていなかったので、そこが『ゲーマーズ!』の魅力なんだと思います。キャラに交じって遊びたくなりました。

深沢 人生ゲームやりたくなったよね!

宇佐美 人生ゲームのようなゲームって小学生のころ以来やっていないんですけど、そのころの思い出と比べてもアニメの中のゲームが面白そうなんですよね。キャラたちにシンクロしすぎですし(笑)。

錦織 私も8話なんですが、千秋ちゃんが景太くんとのネット上での繋がりに気付いたときの状況がなんとも言えなかったですね。二人の繋がりは祐しか知らなかったことなので、いてもたってもいられない第三者の立場というのが好きですね。

――7話と8話で恋愛模様が収まってきたと思ったら……ですもんね。

深沢 そうはさせないのが『ゲーマーズ!』なんですよね。

●ゲームの思い出は大盛り上がり!

――『ゲーマーズ!』のエンディング曲ということで、みなさんのゲームの思い出を聞きたいです。自分自身や、メンバーについて、ゲームに関するおもしろエピソードはありますか?

錦織 私はモンスターを捕まえるあのRPGの思い出がありますね。セーブをしてから一旦やめて、学校へ行きました。家に帰ってきてからゲームを再開すると、ストーリーが進んでいたんです! 知らないモンスターもメンバーに入ってるし……どういうこと!? って思ったらお母さんがやっていました。

深沢 ええー! それは許せない!

錦織 私も許せなかったの! 新規のセーブデータを作ってくれればいいのに、上書きされちゃってるし……。「なんでやったの?」って聞いたら「私も遊びたかった」って! 言ってくれればちゃんと一緒に遊べたのにー、ということがありました。

宇佐美 私の場合、宇佐美家といとこの家が全員ゲーム好きで、携帯ゲーム機を持ち寄って遊ぶ感じでした。休日にはみんなであつまって通信ケーブルを繋いでモンスターを交換したりとか、村で暮らすゲームでは部屋のインテリアを見せ合ったりとかしていました。いまはソロプレイできるゲームで集中して遊ぶのが好きになってきているんですが、たまに昔のことを思い出して懐かしくなりますね。

桧垣 私、高校生のころは友達がいなかったんです(笑)それで、隠れてゲームをやるために電子辞書のケースの中に携帯ゲーム機を入れて遊んでたんですよ。ちょうど夏休みの補習をやっているときに、合間でゲームをしていたら「ゲーム好きなの?」って話しかけられてちょっと仲良くなったことがあります。

板山 友達の家に行ったときにやったゲームの敵キャラが怖くて、夜に眠れない日々が続いたことがあります。ゾンビが出てくるゲームとかホラーが苦手で、遊んでいるときはそうでもないんですが、家に帰ってから思い出して怖くなることが多いですね。でもなぜか怖いもの見たさなのか、またプレイしちゃうんですよね。

――メンバーで集まってゲームをすることはあるんですか?

錦織 ゲーム目的で集まったことはないですねー。でもほら、レコーディングスタジオにゲーム機があって遊んでたことはあるね。紗希ちゃんとかほハム(桧垣さん)がやってたのかな?

深沢 空き時間にずっとゲームしてました。

錦織 その様子を3人が後ろから見てる、って感じでしたね。

宇佐美 みんなでイカのゲームやりたいね。ふっとばす対戦ゲームも。

板山 やってみたーい!

深沢 絶対下手な人が分かっちゃうよ!

錦織 レースゲームとかは?

深沢 レースゲームできない! そういえばゲームセンターでみんなで遊ばなかった?

桧垣 あのときはちょっと筐体に乗って写真撮っただけで、遊んでなかったんじゃないかな? ゲーセンだったらエアホッケーで遊んだよね。みんなで遊びに行くならゲームセンターもいいですねー。

――いまだとVRゲームもありますからね。

一同 やりたいやりたい!

●ルーチェの魅力がたくさん詰まった4THシングル

――最後に「Fight on!」をお手に取ってくださった皆さんにメッセージをお願いします。


宇佐美 「Fight on!」はもちろん表題曲もすごく良い曲なのですが、カップリングの2曲もルーチェの渾身の出来になっています。このシングルで、「Fight on!」ならルーチェからの応援ソング、「Treasure」だったらルーチェの気持ちをそのまま歌った曲でもあるし、「恋のprologue*」だと私たちがあなたに恋をしてるよって気持ちでレコーディングをしています。それぞれ違ったルーチェの魅力が表せていると思います。このCDでさらにルーチェの虜になってくれたらうれしいです。それから『ゲーマーズ!』のアニメもまだ続いていますので、最後まで盛り上げていけるようがんばります! ライブにも遊びに来てくれたらうれしいです。お待ちしております!

板山 「Fight on!」の収録曲は、パートがしっかり分かれているのでメンバーの声がじっくり聴ける曲になっていると思います。歌声で「この子好きだな」と感じて推しメンを見つけてくれたらいいな、って思います。歌詞もそれぞれ作詞していただいた方たちの個性が出ているので、細かいところまで聴いて新たな発見をしてもらいたいです。ジャケットもかわいく仕上がっているので、3種類とも注目してみてください!

深沢 「Fight on!」のMVは北海道の室蘭と夕張に行って撮ってきました。その中ではルーチェの仲の良さというか、素の部分を撮ってもらえたと思います。私たちのことをまだよく知らない人でも、MVを見るとメンバーそれぞれがどういう子なのか分かってもらえると思います。曲を聴いても、MVを観ても、ライブへ来ても楽しんでもらえたらと思います。

桧垣 『ゲーマーズ!』のEDではアニメ映像も相まって楽しめる「Fight on!」ですが、ぜひライブでも楽しんでもらいたいです。ライブでは私たちががむしゃらに、腕が取れるくらいに全力で踊って歌って曲の世界を表現できていると思います。ぜひライブに来て聴いてもらいたいです!

錦織 「Fight on!」は自信作で、メンバーたちで試行錯誤して振り付けも表情も作り上げてきました。指先から足先までみんなで表現を考えて、すごくステキな曲になりました。「Fight on!」は景太くん、「恋のprologue*」は千秋ちゃん、「Treasure」はLuce Twinkle wink☆を表現しているような、色分けがはっきり出ています。アニメ『ゲーマーズ!』を観たことがない人でも、内容が気になっちゃうような一枚になっていると思います。アニメとルーチェ共々、ずっとずっと好きでいてくれたらいいな、と思います。


――ありがとうございました。

発売日当日となる本日9/6(水)18時からは、池袋・サンシャインシティ噴水広場にてフリーライブも開催されます。
ご予定が合う方は是非足を運んでみてはいかがでしょうか?

詳細:http://www.sunshinecity.co.jp/event/e1682.html

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